共働き夫婦の家事分担、本当は何時間差がついている?〜時給換算で見える「見えない不公平」

うちは結構分担できてる方かも」
そう思っていても、実際に時間を計ってみると、想像以上に差がついていることがあります。

総務省の最新調査で明らかになった、共働き夫婦の家事時間差は1日あたり約2時間33分。年間に換算すると、その差は驚くほど大きな金額になります。

今日は「夜10分」で、夫婦の家事時間差を時給に換算して、見える化してみましょう。

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目次

数字で見る「夫婦の家事時間差」のリアル

調べてみると、総務省「令和3年社会生活基本調査」では、共働き世帯の家事関連時間(家事・育児・介護・買い物の合計)が明確に公表されていました。

区分
全年代の共働き世帯1日 3時間24分1日 51分2時間33分
6歳未満の子を持つ世帯1日 7時間28分1日 1時間54分5時間34分

出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」(2022年公表)

注目すべきは、6歳未満の子を持つ世帯の差です。1日5時間34分という時間が、毎日妻側に積み上がっています。

※全国平均のため、ご家庭によって状況は大きく異なります。あくまで参考値としてご覧ください。


「見えない不公平」が起きる3つの理由

データを整理してみると、夫婦間の家事時間差には共通の構造がありました。

1. 「やってる感」と「実時間」のズレ

夫が「うちはやってる」と感じる量と、実際の時間にはギャップが出やすい傾向があります。これは悪意ではなく、認識のズレです。

2. 「名もなき家事」が見えていない

ゴミ袋を補充する、洗剤の在庫を確認する、保育園の連絡帳を書く――こうした細かいタスクは、やっている本人にしか見えません。総務省の調査でも「食事の管理」「身の回りの用事」など、見えにくい家事に大きな男女差が出ています。

3. 「片方が主担当」だと無意識に偏る

「料理は妻」「ゴミ出しは夫」のように担当が固定されると、量のバランス調整が起きにくくなります。


時給換算で「見えない不公平」を見える化する

そこで提案したいのが、家事時間を時給に置き換えるという発想です。

経営の世界では、「時間をかける作業=コスト」と考えます。同じ視点を家事に持ち込むと、夫婦間の時間差が「お金」として見えてきます。

下の計算シートで、ご自身のご家庭の差を出してみてください。

夫婦の家事時間差・時給換算シート

参考:総務省「令和3年社会生活基本調査」より
時間
時間
円/時
1日の時間差 2.55時間
1週間の時間差 17.85時間
1ヶ月の時間差 約77.6時間
1年間の時間差 約931時間
年間の金額換算 約1,396,500円
※あくまで試算です。家事代行サービスや時短家電など、外注・効率化の判断材料としてご活用ください。
※時給は1,500円を初期値にしています。お住まいの地域の家事代行サービスの相場や、ご自身の希望時給に合わせて調整してください。

時間差を埋める3つの現実的な選択肢

時給換算で「これだけの差がある」とわかったとき、できることは3つあります。

選択肢1:分担を見直す

まずは話し合いから。可視化したデータがあれば、感情論ではなく数字ベースで話せます。「責める」のではなく「整理する」スタンスがポイントです。

選択肢2:時短家電に投資する

ドラム式洗濯機・食洗機・ロボット掃除機などの時短家電は、数字で見ると「投資」として成立する場面が多くあります。詳しくはこちらの記事にまとめています。

関連記事:時短家電は「投資」だった

選択肢3:家事代行を利用する

「家電で時短しきれない部分」は、外注も選択肢に入ります。たとえばCaSyのような家事代行は、1時間あたりの単価を時給と比較することで、損得が明確になります。

※サービス内容・料金は変動するため、最新情報は公式サイトでご確認ください。


まとめ:数字で見ると、話し合いが進みやすくなる

夫婦の家事分担は、感情で話すと平行線になりがちです。ですが、1日2時間33分・年間で時給◯◯円分の差という数字が見えると、議論の入り口が変わります。

責めるためではなく、お互いを楽にするための見える化。今日の夜、パートナーと一緒に計算シートを使ってみてはいかがでしょうか。

※本記事の試算はあくまで全国平均データを用いた参考値です。ご家庭の状況によって結果は異なります。


参考文献

参考:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」(2022年8月公表)
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/

参考:総務省統計局「統計Today No.190 我が国における家事関連時間の男女の差」


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