時短家電は「投資」だった|自分の時給で計算したら何ヶ月で元が取れるか試算してみた


毎日ご飯を作りながら、洗濯物を干しながら、「もっと時間があれば」ってつぶやいたこと、ありませんか?

働くママたちからよく聞こえてくる言葉です。平日の夜、子どもをお風呂に入れて、ご飯を食べさせて
そんな夜が続いている方も多いのではないでしょうか。

働くママの家事時間は、想像以上に多い。総務省「社会生活基本調査(2021年)」によれば、有業の女性が家事・育児に費やす時間は1日平均約4時間にのぼります(平均値のため個人差あり)。毎日4時間。週28時間。月に換算すると約120時間。

これを「タダの時間」として扱ってきたとしたら——少し立ち止まって考えてみませんか。


目次

家事時間を「時給換算」したことありますか?

あなたが会社で働いている時間には、時給が発生しています。当然ですよね。でも、家に帰ってからの「働く時間」には?

料理30分、後片付け20分、洗濯干し15分、掃除機15分——合計1時間20分。これが毎日のルーティンだとしたら、年間で約484時間が家事に消えていることになります。

もしその時間に、時給1,500円の仕事をしていたら?

1,500円 × 484時間 = 726,000円

約73万円分の価値ある時間が、毎年「無償労働」として消えているんです。

これは責める話ではありません。ただ、「家事にも自分の時給がある」という視点を一度でも持ったことがあるかどうかで、家電の見方が180度変わります。

時短家電を「高い買い物」と思っていた方も、「自分の時間への投資」として見直すと、案外あっという間に元が取れることに気づくはずです。


まず、あなたの時給を計算してみよう

難しい計算はいりません。シンプルな式が1つあればOK。

あなたの時給 = 月収(手取り)÷ 月の労働時間

✏️ あなたの時給計算シート

✏️ あなたの時給計算シート
月収(手取り)
月の労働時間
時間
🕐 あなたの時給 ― 円

▶ 計算例:月収25万円 ÷ 160時間 = 時給1,562円

【計算例】月収25万円、月160時間勤務の場合

250,000円 ÷ 160時間 = 時給1,562円

時給がわかったら、次のセクションでそのまま使います。
「私の時給ってこのくらいか」という感覚を持つだけで、家事時間の見え方が変わります。


家電4つ「元が取れるまで」試算してみた

あくまでも試算です。実際の節約時間は生活スタイルや家族構成によって異なります。参考値としてご覧ください。


① 食洗機(目安:5〜15万円程度)

節約できる時間:1日20分(洗い・乾燥・片付け含む)
年間節約時間:約121時間

食器を洗う、乾かす、しまう。この流れを毎日繰り返すと、年間でざっと121時間が消えています。食洗機に任せれば、その間に子どもの宿題を見たり、少し休んだりできます。


✏️ 食洗機の元が取れるまで計算シート

✏️ 食洗機(例:10万円の場合)が元が取れるまで
年間節約時間 121時間
あなたの時給 ↑ 上で時給を入力してください
年間の時間価値 ― 円
元が取れるまで ↑ 上で時給を入力してください

▶ 計算例(時給1,562円の場合):121時間 × 1,562円 = 約189,000円 → 約6〜7ヶ月で元が取れる試算

【時給1,562円の場合の試算】

121時間 × 1,562円 = 約189,000円(年間の時間価値)
100,000円 ÷ 189,000円 ≒ 0.53年(約6〜7ヶ月で元が取れる)

6〜7ヶ月で元が取れる計算になります。10年使い続ければ、約189万円分の時間を生み出してくれることになります(あくまで試算)。


② ロボット掃除機(目安:5〜15万円程度)

節約できる時間:1日15分
年間節約時間:約91時間

「掃除機をかける」という行為は、意外と精神的にも重い。仕事の疲れが残る平日夜に「床が汚い、でも動けない」となるより、スケジュール設定しておくだけで毎日きれいな床が保てます。


✏️ ロボット掃除機の元が取れるまで計算シート

✏️ ロボット掃除機(例:12万円の場合)が元が取れるまで
年間節約時間 91時間
あなたの時給 ↑ 上で時給を入力してください
年間の時間価値 ― 円
元が取れるまで ↑ 上で時給を入力してください

▶ 計算例(時給1,562円の場合):91時間 × 1,562円 = 約142,000円 → 約10ヶ月で元が取れる試算

【時給1,562円の場合の試算】

91時間 × 1,562円 = 約142,000円(年間の時間価値)
120,000円 ÷ 142,000円 ≒ 0.85年(約10ヶ月で元が取れる)

約10ヶ月で元が取れる計算です。特に小さい子どもがいると床が汚れやすく、毎日使えるのが強み。「子どもが寝てから自分で掃除する」という消耗がなくなるだけで、精神的な余裕が全然違います。


③ ドラム式洗濯乾燥機(目安:20〜40万円程度)

節約できる時間:1日30分(干す・取り込む・畳む一部含む)
年間節約時間:約182時間

4つの家電の中で、購入金額はいちばん高い。でも節約時間も最大級です。「洗濯物を干す時間」って、実は地味に大変。雨の日の予定変更も含めると、精神的な負荷もかなりあります。ドラム式なら、スイッチを押したらあとはほったらかし。


✏️ ドラム式洗濯乾燥機の元が取れるまで計算シート

✏️ ドラム式洗濯乾燥機(例:35万円の場合)が元が取れるまで
年間節約時間 182時間
あなたの時給 ↑ 上で時給を入力してください
年間の時間価値 ― 円
元が取れるまで ↑ 上で時給を入力してください

▶ 計算例(時給1,562円の場合):182時間 × 1,562円 = 約284,000円 → 約15ヶ月で元が取れる試算

【時給1,562円の場合の試算】

182時間 × 1,562円 = 約284,000円(年間の時間価値)
350,000円 ÷ 284,000円 ≒ 1.23年(約15ヶ月で元が取れる)

1年ちょっとで元が取れる計算です。電気代の増加分は考慮が必要ですが、それを差し引いても長期的な価値は大きい。特に乳幼児がいるご家庭は洗濯量が多く、毎日使えるなら効果絶大です。


④ シャープ ヘルシオ ホットクック(目安:5〜8万円程度)

節約できる時間:1日30分(仕込みで夕飯完成)
年間節約時間:約182時間

「ご飯どうしよう」のプレッシャーから解放されるのが最大のメリット。朝に材料を入れてスイッチを押せば、帰宅時に夕飯ができています。「作る」というより「設定する」感覚。料理のストレスが驚くほど減ります。


✏️ ホットクックの元が取れるまで計算シート

✏️ ### ④ シャープ ヘルシオ ホットクック(目安:5〜8万円程度)
年間節約時間 182時間
あなたの時給 ↑ 上で時給を入力してください
年間の時間価値 ― 円
元が取れるまで ↑ 上で時給を入力してください

▶ 計算例(時給1,562円の場合):182時間 × 1,562円 = 約284,000円 → 約3〜4ヶ月で元が取れる試算

【時給1,562円の場合の試算】

182時間 × 1,562円 = 約284,000円(年間の時間価値)
80,000円 ÷ 284,000円 ≒ 0.28年(約3〜4ヶ月で元が取れる)

3〜4ヶ月ほどで元が取れる計算になります。ドラム式に比べて価格は控えめ、かつ節約時間はほぼ同等。「毎日料理している家庭」には費用対効果が非常に高い家電です。


買う順番はこれが正解

「全部ほしいけど、一度には買えない」——そのとおりです。だから、あなたの家庭の「最大の時間泥棒」から先に解消するのが正解です。

おすすめの優先順位は以下のとおり。ただし、家庭ごとの事情が優先です。


📋 優先順位の考え方

毎日使う家事を狙う
ストレスが大きい家事から先に
価格対節約時間のコスパを比較する

一般的なおすすめ順:

  1. ホットクック(コスパ最高・3ヶ月で元が取れる試算)
  2. 食洗機(毎日使う・精神的負荷が高い)
  3. ロボット掃除機(設定するだけ・最も手軽)
  4. ドラム式洗濯乾燥機(価格は高いが効果絶大)

子どもが乳幼児なら洗濯量が多いためドラム式を先にする選択もアリ。料理が毎日のストレスなら迷わずホットクックから。「どれが私の一番の負担か」を軸に選ぶのが、失敗しないコツです。

▼PR


まとめ|「高い」じゃなくて「いくらで買い戻せるか」で考える

時短家電を「コスト」として見るか、「自分の時間への投資」として見るか。

この記事で試算してみると、家電によって数ヶ月〜1年半程度で時間価値ベースの回収に近づく試算となりました。(あくまで試算ですが、それでも驚きませんでしたか?)

「家事時間を時給換算したことがなかった」という気づきを持つだけで、お金の使い方の優先順位が変わります。自分の時間を安売りするのをやめて、家電に投資して生まれた時間で、子どもと過ごしたり、自分のために使ったり、スキルアップしたりできたら——それは十分すぎるリターンだと思います。

焦って全部買う必要はありません。まずは「自分の時給」を計算するところから始めてみてください。それだけで、きっと見える世界が変わるはずです。


参考データ: 総務省「社会生活基本調査(2021年)」家事・育児時間より。本記事の試算はすべて参考値であり、実際の節約時間・金額は生活環境によって異なります。購入前にご自身の生活に合った試算を行うことをおすすめします。


このブログ「夜10分の暮らしノート」は、忙しい働くママが夜10分で読める暮らしの知恵をお届けしています。


時間と同じく、教育投資も「時給換算」で見える

この記事では、時短家電を「自分の時給」で判断する考え方を整理しました。

実は、教育投資も同じく「家計の長期収支」で見ると、まったく違う景色が見えてきます。インターに通わせるか・公立+英語教室か、という選択は、年間数百万円・15年で数千万円の差を生む大きな投資判断です。

別途noteで、教育投資の長期判断について、約24,000字+記入式チェックシート3種で整理した完全版を公開しています。

▼noteで読む(1,480円)
「老舗インターは無理に高校まで一貫しない」

「時短家電と同じ温度感で、教育投資も冷静に判断したい」ご家庭に。

▼PR

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次