※この記事は、インター校の公式学費・英語教室各社の料金プラン・公的な教育費統計データを統合し、ワーママ視点で比較した調査キュレーション記事です。記事内の費用シミュレーションは試算であり、各家庭の状況により実際の費用は異なります。判断材料の一つとしてご活用ください。
「インターに通わせたいけど、学費がちょっと厳しいかな…」
「公立に通わせて英語教室に通わせるのも手だけど、結局どっちがいいの?」
インターを検討中のワーママたちのあいだで、この話題がほんとうに増えています。前回の記事でインターの学費を15年総額で比較しましたが、実際に迷っている人の多くは「インターvs公立+英語教室」のどちらがわが家に合うかで悩んでいるのではないでしょうか。
今回はこの比較を、わが家の条件(時給・住んでいる地域・希望する英語学習時間など)を入れると年間コスト・英語接触時間・15年総額が自動で計算できる試算シートを作りました。
他のママブログではなかなか見ない切り口だと思います。夜10分、電卓とコーヒーを片手に、わが家の数字を確かめてみてください。
インターと「公立+英語教室」の大きな違い
まず、両者の違いをざっくり整理しておきます。
| 項目 | インター | 公立+英語教室 |
|---|---|---|
| 学費(授業料) | 年間150〜300万円 | 公立無償+英語教室 年間10〜30万円 |
| 英語学習時間 | 週25〜30時間以上 | 週1〜2時間+学校授業(小3〜) |
| 日本語環境 | 限定的(家庭のみ) | 日常的に豊富 |
| 文化・常識 | 多国籍 | 日本の文化・礼儀作法 |
| 進路の柔軟性 | 海外大学に強い | 日本の大学ルート中心 |
| 送迎・通学 | 遠方が多い/スクールバス | 地域密着/徒歩・近距離 |
ここでよく誤解されがちなのが、「公立+英語教室」も意外とお金がかかるという点です。
民間の英語教室に週1〜2回通わせると、月1〜2万円はかかります。英会話スクール・フランチャイズ系・インターナショナルプリスクールなど選択肢が多く、価格帯はさまざま。さらに教材費や夏期講習などを加えると、年間20万円を超えるケースも珍しくありません。
それでもインターの学費と比べれば10分の1以下。ここの差を「時間」と「お金」の両面で可視化するのが今回の試算シートの狙いです。
試算シート①:年間コスト比較
まずはわが家の条件を入れて、1年間でどれくらいの差が出るかを見てみましょう。
💰 年間コスト比較シミュレーター
わが家の条件を入れて、1年間のコストを比較してみましょう
※都内平均:200〜250万円/地方:150万円前後
※入学金・施設費・教材費・スクールバス代など
※週1回:月5千〜1.2万円/週2回:月1.5万〜3万円
※年間教材費・夏期講習・イベント費など
※文科省「令和5年度子供の学習費調査」公立小学校の学校教育費平均 約8万円
※あくまで一般的な条件での試算です。学校・地域・サービスによって金額は大きく変わります。
スクリーンショットなどで記録しておくと、あとで家族会議のときに役立ちます。
試算シート②:英語学習時間の比較
「お金の差はわかった。でも、そもそも身につく英語の量はどれくらい違うの?」
これ、実は多くの家庭で見落とされているポイントです。英語力は結局「接触時間」で決まると言われています。週1回のレッスンと、毎日英語のインター環境では、1年間に触れる英語時間がケタ違いです。
下のシートで、わが家の選択肢でどれくらい英語に触れるかを試算してみてください。
⏰ 英語学習時間の比較シミュレーター
1年間でどれくらい英語に触れるか、比較してみましょう
※授業・休み時間・校内活動を含む平均(週5日稼働)
※週1回50分のレッスンなら約0.8時間/週
※小3〜4:外国語活動週1コマ/小5〜6:教科として週2コマ
※週3時間=1日約25分
※週5日×40週で計算しています。実際の学校の稼働日数によって変動します。
週単位の接触時間も、年間にすると想像以上の差になります。この差を埋めるためには、オンライン英会話・YouTube・読み聞かせなど、家庭でできる英語時間の積み上げも大切な要素になります。
試算シート③:15年総額シミュレーター
最後は長期の家計インパクトです。幼稚園から高校卒業までの15年間で、インターと「公立+英語教室」でどれくらい差が出るのか。これを時給換算で「何ヶ月働いた分か」まで出してみます。
📊 15年総額シミュレーター
幼稚園から高校までの15年総額と、時給での「働いた月数」を計算します
※月収(手取り)÷月の労働時間で試算。年収400万円の会社員なら約2,000円が目安
※幼稚園から高校まで=15年
※フルタイム労働を月173時間(週40時間×52週÷12ヶ月)で計算。あくまで家計への実感を得るための目安です。
いかがでしたか?
15年で数千万円という数字は、わが家が働いて稼げる金額の中でどれくらいの位置付けなのかを考える材料になります。数字が大きすぎて現実感がわかない時は、「時給で何ヶ月働いた分か」で見ると一気に実感が出てきます。
わが家はどっちが向いている?3つの判断軸
試算結果をふまえて、わが家がどちらに向いているかを考える3つの軸を置いておきます。
軸①:子どもの将来、海外志向はどれくらい?
- 海外の大学・海外での仕事が明確なイメージ → インター寄り
- 日本の大学ルートが中心、英語はあくまで武器のひとつ → 公立+英語教室
軸②:15年で1,500〜2,000万円超を上乗せしても、家計が揺らがない?
- 老後資金・きょうだいの学費に影響なく払える → インター寄り
- ちょっと厳しい、他を削ることになる → 公立+英語教室
軸③:日本語力・日本文化の習得はどれくらい重視する?
- 海外志向なので日本語は家庭内会話レベルでOK → インター寄り
- 日本の学校文化・礼儀作法もしっかり身につけてほしい → 公立+英語教室
3つの軸のうち、2つ以上が「公立+英語教室」寄りなら、無理してインターに振り切らなくても十分な選択肢があります。
逆に3つとも「インター寄り」なら、インターはわが家にとって意味のある投資になります。
「公立+英語教室」を選んだ場合の家庭の工夫
せっかくなので、公立+英語教室を選ぶ家庭が英語時間を積み上げるための工夫もいくつか紹介しておきます。
- オンライン英会話(週2〜3回・月3,000〜6,000円)を英語教室と併用
- 英語のYouTube動画を毎日15〜30分(BGM的な流し聞きでも効果あり)
- 英語の絵本読み聞かせ(就寝前の5分でもOK)
- サマースクール・短期留学を小学校高学年以降で検討
これらを組み合わせれば、「インターほどではないけれど、実用的な英語力を身につける道」は十分に作れます。
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まとめ:数字を知ることは「迷いを減らす」こと
インターか公立+英語教室か。正直、どちらが正解という話ではないと思っています。
ただ、なんとなくの憧れや不安で決めると、後から「本当にこれで良かったのかな」と揺らぎます。わが家の時給・家計・教育方針を数字で見える化して判断することが、結果的に家族全員の納得感につながるはずです。
試算シートの結果は、家族で話し合うきっかけにしてみてください。数字は冷たいようでいて、実は家族の価値観を引き出す道具にもなります。
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「振り切れる家庭」と「振り切れない家庭」の話
この記事では、インターと公立+英語教室のコストを比較しました。
ただ、実は調査をしていくと、本当に大切なのは「コストが払えるかどうか」よりも、「15年・年500万円を続けられる家庭は、どんな家庭か」という構造の話だとわかってきます。
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参考資料:
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
- 文部科学省IB教育推進コンソーシアム
- 総務省統計局「家計調査」
