おむつ卒業が1年早まると年間いくら節約できるか|2歳〜4歳の比較試算

「うちの子、なかなかおむつが外れなくて……」

3歳を過ぎてもおむつが続くと、「もう少し早く卒業できたら」と思うこともありますよね。実は、おむつ卒業の時期が半年・1年変わるだけで、家計への影響はかなりの額になります。

今回は、平均的なおむつ卒業時期のデータを確認しながら、2歳〜4歳の各タイミング別に累積コストを試算してみました。

※本記事の数値は公開情報をもとにした試算です。個人差が大きいため「あくまで試算」としてご参考ください。


目次

日本の子どもは、実際に何歳でおむつを卒業している?

メーカーや調査機関のデータを見ると、現代の卒業時期は以前より遅くなっている傾向があります。

昼間のおむつ外れ: 大王製紙の2024年調査では「3歳〜3歳6ヶ月未満」が最多で、次いで「2歳半〜3歳未満」。昼間は3歳前後に外れる子どもが最も多いようです。

夜間のおむつ外れ: ユニ・チャームの調査では「3歳ごろ」が最多ですが、4歳以降も続くケースも少なくありません。

全体の分布: 王子ネピアの調査によると、1〜2歳での卒業はわずか11.9%。4歳以降まで継続する子どもが42.3%に達しています。

出典:大王製紙2024年調査、ユニ・チャーム調査、王子ネピア調査(各社公開データ)

卒業タイミング割合・傾向
昼間の卒業(最多層)3歳〜3歳6ヶ月未満
夜間の卒業(最多層)3歳ごろ
1〜2歳で卒業する割合11.9%
4歳以降まで継続する割合42.3%

「3歳では卒業できていない子の方が多い」というのが、現代の実態に近いようです。


トイレトレーニングの開始時期と卒業の関係

KADOKAWA調査によると、トイトレを開始する時期のピークは「2歳〜2歳半」(24.5〜27.3%)。81.4%の世帯が2歳までに開始しています。

ただし、開始してから完了までには半年〜1年程度かかることが多く、2歳で始めても卒業が3歳になるケースは珍しくありません。

身体的な目安として「歩行が安定している」「尿意を言葉で伝えられる」「おしっこの間隔が2時間以上空く」が整ってからスタートすると、完了を早めやすいとされています。

出典:KADOKAWAグループ「トイレトレーニングに関するアンケート」、PR TIMES「トイレトレーニングを始める時期は春〜夏が約8割」


Lサイズ・BIGサイズの月間コストを確認

2歳以降のおむつは、LサイズまたはBIGサイズが主流になります。この時期の単価が最も高くなります。

サイズ体重目安1枚あたり単価目安
Lサイズ9〜14kg約26〜30円
BIGサイズ12〜22kg約30〜35円

1日5枚・1枚30円で試算すると:30円 × 5枚 × 30日 = 約4,500円/月

この月間コストを基準に、各卒業時期の差額を計算してみます。


卒業時期別・2歳以降の累積コスト比較

試算条件:1日5枚・1枚30円(L/BIGサイズ・ベーシック想定)・月間コスト4,500円

卒業時期2歳以降の継続月数累積コスト2歳卒業との差額
2歳0ヶ月で卒業0ヶ月0円
2歳6ヶ月で卒業6ヶ月27,000円27,000円
3歳0ヶ月で卒業12ヶ月54,000円54,000円
3歳6ヶ月で卒業18ヶ月81,000円81,000円
4歳0ヶ月で卒業24ヶ月108,000円108,000円

あくまで試算ですが、2歳で卒業できた家庭と4歳まで続いた家庭では、その2年間だけで約11万円の差が生じる計算になります。おしりふき代(年間約1万円目安)を加えると、差はさらに広がります。


「早く卒業させれば節約できる」は半分正解

数字だけ見ると「なるべく早く卒業させたい」と思いますよね。ただ、専門家はこの点について注意を促しています。

「身体の準備(膀胱容量・抗利尿ホルモンの分泌)が整わない段階での強引なトイトレは、自信の喪失や心理的ストレスにつながることがある」とされています。

出典:キッズライン「おむつは何歳まで?現役保育士が解説」、社会福祉法人誠心会「おむつ卒業ガイド」

卒業が早まれば経済的には助かりますが、それは「子どもの準備が整った結果」として迎えるのが理想的です。「3歳〜4歳前後にかかるかもしれない費用」として予算に組み込んでおく方が、親子ともに穏やかに過ごせます。


まとめ|卒業時期は「早ければいい」より「準備が整ったとき」が正解

  • 現代の日本では、3〜4歳まで昼間のおむつが続く子どもが多い(統計上のボリュームゾーン)
  • 2歳と4歳での卒業を比べると、約11万円のコスト差(試算)
  • 月間コストの目安はLサイズ・1日5枚で約4,500円
  • トイトレ開始は2歳前後が多いが、完了には半年〜1年かかるのが一般的
  • コストより「子どもの身体的・心理的な準備」を優先することが、長期的には近道

卒業までのコストを事前に把握しておくと、焦らず子どものペースで進められます。「うちの子は遅い」と悩まず、準備が整ったときを穏やかに待てるといいですよね。

※本記事の試算はすべて参考値です。実際のコストはサイズ・ブランド・使用枚数・購入場所によって異なります。

参考データ: 大王製紙2024年調査、ユニ・チャーム調査、王子ネピア調査、KADOKAWAグループ「トイレトレーニングに関するアンケート」、キッズライン・社会福祉法人誠心会公開情報より。


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